べランダ・ハイドロポニック 水耕栽培工房
素人工作で水耕栽培の巨木トマトに挑戦
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空中トマトの巨木化
枝葉の大きさや果実の数など、すべてが想定を超えたペースで成長を続ける空中トマト
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花が咲きまくってますw。うーむ。こんなに生命力旺盛で果たして根っこは水耕栽培装置にきちんと収まっているのかと不安に。

実は、空中トマトを定植した自作水耕装置「ベランゲリオン四号機」には、これ以上根が伸びないようにするという終端ポイントを作っていませんでした。というのも、四号機製作に当たり、どれほどの内径が必要かと考えたとき、昨秋、ほとんど泣かず飛ばずだった初代空中トマト(秋トマト)の根の伸び方を想定のベースにしていたからです。

初代空中トマト用自作装置「ベランゲリオン零号機」の本体は当初、洗濯機用の排水ホースで製作。さすがにこれは内径が小さすぎ根詰まりを起こしました(そのときの様子)。
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このため、エアコン用ダクトでブロードバンド化(内径を拡大)した「ベランゲリオン零号機改」に移し替えました。それでも初代空中トマトは元気がなく、その内径でも装置の容積には十分な余裕があったのです(写真は昨年9月)。
IMG_0591.jpg

そして今シーズン、2リットルペットボトルで本体を作った空中トマト用自作装置「ベランゲリオン四号機」は容積にして10リットル弱と、零号機改の2倍以上を確保しました。よもや根詰まりを起こすことはあるまいと高をくくっていたのです。

しかし、四号機の空中トマトの急成長が、このまま続くとハイポニカの巨木トマト並みに根が増える可能性があります。そうなると、養液の排出パイプが詰まりかねず、とりあえず、四号機本体部分に終端機構を取り付けることにしました。

機構といえば大げさですが、要は防根透水シートで作った三角形のフィルター。四号機の最下層に固定し、それより下に根が伸びないようにします。
IMG_1300.jpg

さて、実際に四号機2番機のカバーをはずしてみると…
IMG_1298.jpg

なんと空中トマトの根は、四号機2番機の本体最下部にまで延びています。その中の異様に長い1本の根は1メートル以上の長さに達し、あろうことか、すでに下部の「ベランゲリオン参号機改」に養液を送る排水パイプ内にまで侵入しているではありませんか。恐るべき生命力。

ここに至り、新たな構想が…。この根を広いスペースに誘導し、思う存分に成長させれば、掛け値なしの巨木トマトができるのではないか。
(続く)

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ベランゲリオン初号機(4) 第一次改装
初号機はその後、順調に稼動を続けましたが、誕生時から、いくつか不安を抱えていました。
大きく分けると
①(一部機種を除く)市販の水耕栽培装置と違い、養液貯水槽と栽培槽を一体構造にしている
②植物の根が成長したときに「NFT式(薄膜水耕)」ベッドの重みを支えきれなくなる
③3種類の苗を一つの栽培槽で育てている
-の3点です。

①についていえば、植物の根が成長し、栽培槽の「DFT式(湛液型)」部分に広がった場合、ポンプに根が吸い込まれて養液の流れが止まってしまう心配がありました。ポンプを根の侵入できない布で覆う選択肢もありますが、ポンプのカバー全体を根が覆ってしまえば同じです。上部のNFT式ベッドから根が下のDFT式槽に伸びてきた時点で、何らかの対応を迫られることは最初から分かっていたのです。
②についても、いずれ対処しようと考え、改装に向けたアイデアや素材探しを続けていました。

そして、6月下旬には、とうとう大規模な改装が必要なタイミングがやってきました。栽培槽内の根が急速に発達しベッドで重みを支えきれなくなったからです。

このときまでにまとめた改装プランがこれ。ベランゲリオン初号機の現在の姿です。
ベランゲリオン初号機断面図
巨木トマトに必要とされるのが、大容量の根の成長スペースの確保。しかも、単に水槽を大きくすれば良いわけではなく、養液の流れを確保する必要があることは、これまで見てきた通りです。

これらの要請を満たすべく、NFT式ベッドを2層構造にするとともに、3段目にDFT式ケースを設置することで、広い根の成長スペースを確保しました。この点こそが、ベランゲリオン初号機の最大の特徴といえるでしょう。根の成長スペースに比べて、装置の設置面積(建坪ベース)を極めて小さく抑えられるのです。
例えば、巨木トマトは縦3メートル×横1メートルと3平方メートルもの面積が必要(逆に深さはたった10センチ)で一般家庭で大きな面積を確保するのは至難の業です。しかしベランゲリオン初号機の構造なら、理論的には、ベッドを何層も構築できるため、ベランダのような狭い空間でも巨木トマト並みの根の成長スペースを確保できるはずです。

さらに、根のほとんどが空気に触れているため、潤沢に酸素を供給でき、成長の支援や根腐れ病予防に有効です。
また、この構造はDFT式ケースの養液排出をオーバーフロー方式とすることで、根が成長しても直接、ポンプに届くことを阻止できるという利点もありました。

これは以前、ハイポニカの協和さんの幹部の方に直接うかがった話ですが、オーバーフロー方式の場合、一本の根がオーバーフローのパイプの中に巻き込まれてしまうと、直径1センチほどの太さに肥大して養液の流れをせき止めてしまうことすらあり、複数の層を重ねて根の育成スペースを確保するのは難しいそうです。
その点、この構造のように、ベッドの距離を近づけて自然に根が下に伸びる環境を整えてやれば、可能性は無限に広がるのではないかと考えています。

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Author:glass★hoppy
年齢別構成--M3
生息地域--東京
脳内成分--園芸(水耕栽培、花壇)、料理、酒、ロードバイク、各種工作(栽培装置、電子装置、パソコン、自転車)、経済情勢、国際情勢、帝国海軍、戦国武将、藤沢修平



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