簡単にはいかないと覚悟していた植物育成促進用のLED装置零号機の製作。何とか第一関門を通過し七色の光芒を放ち始めました。これは、アクリルケースに装着する前の試験点灯の段階ですが、夜の窓辺でガラスの向こう側に自らのカラフルな姿を誇示しています。ちなみに、下にいるのは、本葉を伸ばしつつあるトマトの苗「オオゼキ1~6号」です。

★ここに至るまでの電子工作の苦闘(ダイジェスト版) ※興味のない人は次の★まで読み飛ばしてね
LEDランプを実装した基板にスペースがなくなったため、秋葉原でもう1枚、小さめの基板(写真上部中央の板)を購入しました。とりあえずこの基板の上に空冷ファン(12V×2個)を回すための電源コードと調整用の抵抗機を実装するとともに、将来的なパルス(間欠)照射ユニットを付加するためのスペースを確保しておく構想でした。
できあがった基本部分は、電源(DC24V、0.75Aアダプター)から電力を受けるDCジャック(メス)を、装置の電源用トグルスイッチ経由でLEDランプのアレイに接続するだけのシンプル構成。空冷ファンは、小型アクリルケースに合うサイズのもの(150円)2つを新たに秋葉原で調達していましたが、LEDアレイ部分が無事稼動するか見極めてから装備しようと考えていました。
LEDアレイ部分が一応の完成を見、一番どきどきする通電の瞬間。本当に光るのか、それ以前にランプが破裂しないかと、満を持し、装置につないだDCアダプターをコンセントに差します。ブシュッ
…………
光も破裂もなく数十秒経過。
正気を取り戻し、おもむろにテスターを取り出して検証開始。いろいろなところに当てていたところ、突然ピカッと、理不尽な現象。テスターで計測して光るか普通? 原因は、はんだづけ不良でした。テスターの針を押し付けた圧力で接続不良部分がつながったもののようですw
不良はんだ個所をやり直して電源オンで今度は見事に点灯。感動の瞬間です(他にも、1列丸ごと光らない直列もありましたが、ピンポイントではんだづけをやり直し点灯しました)。108個ものLEDランプ、4つ5つはアノードとカソードの逆差しもあろうかと覚悟していましたが、まあここまでは順調に運んだようです。
しかしそれでも、並列で接続した9列のうち3列は押しなべてランプの照度が低い。18mAの定電流ダイオードに直列接続したランプの数が多すぎて電流不足となったのが原因であるのは明らかです。このため暗い列は1個ずつランプを間引くことにしました。これは後日、調整します。
★電子工作の苦闘(ダイジェスト版)一応終わり
というわけで、オオゼキ1~6号を保温のためのペットボトルに格納し、その上からLED装置零号機で試験照射を始めました。
 オオゼキ1~6号(一番手前が1号)が天空から降り注ぐ七色の光に歓喜の声を上げているように見えるのは私だけでしょうかw
さて、LED装置が稼動してみると、机上プランとは様子がずいぶん違ってきました。
まずはランプの温度。空冷ファンは、温度上昇に伴う電流上昇が起きても大丈夫なように、ケース両側に吸気と排気の2つを配置する安全運転を考えていました。しかし、今回のランプは定格値を下回る電流電圧の超安全運転設計としたせいか、直接手で触れても、まったく熱を感じません。空冷ファンは2個どころか1個さえ必要ないように思え、ファンレス運用を検討しています。ファンレスならDCアダプターから供給される電力をほぼ100パーセント光に使えるわけで、抵抗器1個さえ使わない効率的なシステムになります。
次に明るさ。定格値を下回る電流電圧で駆動することにしたせいか、想定より暗い感じです。108個のランプを並べれば、50センチくらい下に当てる光もさぞ強かろうと思っていましたが、植物に20センチほどの近さでも心細い感じです。
空冷ファン設置をやめるとなれば、電源アダプターもかなり余裕が出るので、例えば大き目のケースに変更して、もう3組くらい同じ規模のLEDアレイを並べられる計算。第一のハードルを越えたことで、構想がとりとめもなく広がりつつありますw
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